こんにちはSAKUです。
今回はリンゴについて書いていきます。
ジャガイモばっかり食べているイメージのドイツ人ですが実はリンゴもかなりの量を食べています。1年間に平均20㎏/人と言われ、これは世界でもトップクラスの消費量!!日本は1世帯平均10㎏で世界平均は9㎏/人です。おおよそ2倍ですね。
スーパーマーケットには秋から冬にかけて数多くの種類のリンゴが並びます。ただし・・・多すぎる!!と思ったことがある方いらっしゃいませんか?
私もどの品種が甘いのか分からずに買って失敗したことが何度となくあります。
そこでスーパーで迷わないように品種別に特徴をまとめていきたいと思います。
ドイツでよく見るリンゴの品種
boskop ボスコプ
Der shöne aus boskoop(デア シューネ アオス ボスコープ)というのが本来の名前らしいですが省略されてボスコプと呼ばれています。200gほどの大きさでドイツのリンゴでは大きいほうになります。
糖度も高いのですが酸味の強さが特徴的で味がしっかりしているので、調理用として好まれます。特に焼きリンゴに適しているとしてよく知られています。
braeburn ブレイバーン
赤と黄緑色のツートンカラーのリンゴです。比較的新しい品種ですがヨーロッパ各国で人気を集めています。
果肉は若干固めで甘さの中にちょっとだけ渋みがあります。生食が好まれ、食感を生かしてサラダなどにも入れたりします。
elstar エルスター
エルスターは酸味の抑えられた上品な甘さが特徴です。果肉は若干黄色っぽい白でジューシーで柔らかめです。基本生食で食べられますが口当たりがマイルドでクセがないのでアップルソースなどにするといろいろなデザートに合わせる事ができます。
日本人の口に合う品種の一つだと思います。
gala ガラ
ガラはちょっと小さめのツヤのある赤いリンゴ。甘みが強くクリーミーな果肉は生でそのまま食べるのに向いています(それに小さいので食べやすい)。
gala royal ガラ ロイヤルという品種もありますが、皮が赤いだけで基本的に味は一緒です(と思います)。
holsteiner cox ホルスタイナー コックス
北ドイツのシュレスヴィッヒ=ホルシュタイン州でつくられた品種です。主に北ドイツの方で流通しておりやや酸味が強めです。実がしっかりしているので焼きリンゴや製菓用に使われることが多いですが生食でもシャキシャキして美味しいです。
gravensteiner グラフェンシュタイナー
赤い炎のきらめきのような模様のリンゴで、日本では明治時代に「生娘」という名前で生産されていました。ただ、酸味の強い味は日本では受け入れられずだんだん生産されなりました。現在では青森に趣味でつくっている方がいるくらいで流通はしていないそうです。赤毛のアンにもその名前が出てくるので知っている人は知っているかもしれません。実が煮崩れしやすいのでコンポートやピュレにして使われることが多いです。
prinz albrecht von Preußen プリンツ アルブレヒト フォン プロイセン
1865年にプロイセン王国のアルブレヒト王子の庭師が発見したリンゴだそうです。
あまり見かけませんが名前がドイツっぽいので食べてみるのもいいかもしれません。
Berlepsch ベルレプシュ
1880年にデュッセルドルフでつくられた品種で当時のデュッセルドルフの地区長の名前をとってベルレプシュと名付けられました。爽やかな甘みと力強い味わいがあります。最も特徴的なのはリンゴの中ではビタミンⅭの含有量がトップ10に入る品種だということです。
はちみつとシナモンたっぷりで焼きリンゴやパイにすれば風邪予防にもなりますね。
golden delicious ゴールデンデリシャス
青リンゴのゴールデンデリシャスは保存性がよく収量もブレが少ないため生産者のお気に入りだと言われています。品種改良の元にされることが多くゴールデンデリシャスから様々な品種がつくりだされたそうです。日本の青りんごより甘くジューシーで保存性がいいのですが傷には弱いので傷がついていたら早めに食べる事をお勧めします。
granny smith グラニースミス
青りんごのグラニースミスはサクサクした食感でさっぱりした味が特徴。変色もしにくいのでサラダに入れたりします。加熱すると糖度がグッと上がるのが特徴でアップルパイなど製菓用にもむいています。
jonagold ジョナゴールド
先ほど出てきたゴールデンデリシャスの子孫。バランスの取れたフルーティさと甘味、酸味は世界中で評価されています。とりあえずジョナゴールド買っておけばハズレはないでしょう。といえるリンゴです。
kaiser wilhelm カイザー ヴィルヘルム
カイザーヴィルヘルムはケルンでつくられた品種で、クリーム色の果肉はサクサクしていてきめが細かく甘さ、酸味のバランスが取れて生食に適しています。収穫したては非常に水分が豊富でジュースなどにされます。ポリフェノールの含有率が高いそうです。
pinova ピノヴァ
ドイツのザクセン州でつくられた品種で、収穫してからも熟成して甘みが増していくのが特徴です。基本的には生食が好まれ甘酸っぱく実はかためです。
blutapfel ブルートアプフェル
果肉の赤いリンゴです。稀に大きいスーパーなどで見かけます。甘酸っぱいのですが甘味よりも酸味がちょっと強めです。赤いコンポートをつくったり赤いリンゴジュースを作ることが出きます。
カラフルな料理に挑戦したい時の材料の一つに覚えておいてもいいかもしれません。
cox orange コックスオレンジ
イギリスでつくられた品種で日本では「コックスオレンジピピン」の名前で知られています。イギリス人が一番おいしいと思うリンゴなんだとか・・・
甘くて香りが強く酸味が抑えめの食べやすいリンゴです。
今回はスーパーで見かける品種について書きました。それだけでも15種類!!結構あります。人それぞれ好みも違うので今回の記事を参考に自分好みのリンゴを見つけてみてください。
ちなみに私は「ガラ」と「ジョナゴールド」です。
以上SAKUでした!!