秋の始まりを告げる旬 ムール貝 Miesmuschel

ドイツ食

こんにちはSAKUです。

9月も終わりに差し掛かってきました。
魚介類に弱いドイツのレストランでもこの時期になると新鮮なムール貝料理がメニューに並び始めます。ムール貝はドイツ語で”Miesmuschel (ミースムシェル)”と言いますが、レストランではMuscheln(ムシェルン)とだけ書かれていることも多いです。
またムール貝の他に牡蠣(Austern)やアサリ(Venusmuscheln)のシーズンでもあります。食べられるのは「R」の付く月(9~4月)というのは日本でも言われますが、ドイツではドイツ語で最後に「R」が付く月、9月から2月までがシーズンとされています。

「庶民の牡蠣」と評されるムール貝は1㎏2ユーロほどでスーパーで買えます。アサリよりも若干の苦みがあるのが特徴です。なので白ワインやミルク、ハーブ系(ボタニカル?)リキュールなどと一緒に蒸し煮にされることが多いです。

レストランのメニューによく載っている~Art(~風)についてまとめていきます。

ムール貝 Miesmuschel

Rheinische Art ライン風

ドイツでは最も古典的なスタイルで香味野菜(玉ねぎ、人参、セロリ、ポロネギ)とバターと白ワイン(リースリングのトロッケン)ローリエやオールスパイスでつくったスープで蒸し煮にしたスタイルです。プンパ―ニッケルPumpernickelや黒パンSchwarzbrotを付け合わせに提供します。

Italienische Art イタリア風

イタリア風というだけあって基本的にオーソドックスなトマトソースで味付けされていることが多いです。イタリア=トマトのイメージは世界共通なんだなと思います。

Spanische Art スペイン風

たまに見かける味付けですが、レストランによって味付けに差が激しいなと感じるます。イタリア風と同じようにトマトソース味もあればパプリカ味やパエリア風など注文する際には注意が必要なスタイルかと思います。

Französische Art フランス風

香味野菜とプロヴァンスハーブ薬草酒ぺルノを入れて味付けするスタイルです。フレッシュハーブを使っているところは香りがとてもよく、私の一番のおすすめのスタイルでもあります。

Belgische Art ベルギー風

Moules-fritesとも呼ばれ、調理方はライン風と大して変わらないです。付け合わせがフリッツ(ベルギー風フライドポテト)という主にフランス北部やベルギーでよく見られるスタイルです。まぁ、美味しいんですけどねフリッツは・・・

Japanische art 日本風

一度だけお目にかかったことがあるジョークかなと思った味付けです。白ワイン風味の味噌汁でしたね、香味野菜の入った。まごうことなく味噌汁でした。美味しかったですよもちろん。

ドイツ語 貝類単語まとめ

ドイツ語の貝類の単語も書いておきます。

日本語 ドイツ語
ムール貝 Miesmuschel
ホタテ貝 Jakobsmuschel
牡蠣 Austern
アサリ Venusmuschel
モエギイガイ(緑色のムール貝の仲間) Grünschalmuschel
カミソリ貝(マテ貝の仲間) Meerscheidemuschel

旬の食材なのでぜひ試してみてください!!

以上SAKUでした!!

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