ビール以外のドイツのお酒

ドイツ食

こんにちはSAKUです。

今回はビールやワイン以外のドイツのお酒について書いていきたいと思います。

ドイツ人とバーなどに飲みに行くと合間に「シュタムパー(Stamper)」または「シュタムペーァル(Stamperl)」とも呼ばれるショットグラスで強めの甘ーいスピリッツ(蒸留酒)を飲むことがよくあります。これが結構クセになる味わいで、小瓶で売っているものも多くお土産に買って帰る人も結構いらっしゃるんだとか。

実はドイツでは蒸留酒の生産も盛んで世界的にも評価されている銘柄も多数あります。

今回は有名どころをピックアップして紹介していきます!!

シュナップス

Jägermeister イエガーマイスター


日本でもおなじみの世界的に有名なドイツのリキュールでニーダーザクセン州のヴォルフェンビュッテルでつくられました。サフランやシナモンの皮など、56種類もの原料が配合されているハーブ系の独特な味わいが特徴で、ドイツでは薬酒としてストレートで飲むのがスタンダードです。つまるところドイツの養命酒です!!

Kuemmerlingキュメリング

ハーブのリキュールを製造するメーカー、キュメリング社によって販売されているハーブのリキュール。1963年からマインツ近郊のボーデンハイムで製造されています。ほんのりとビターなテイストがクセになります。

Kleiner Feigling クライナー ファイグリング

イチジクの香りがあるクリアなスピリッツで、フルーティで飲みやすくいろいろなバリエーションのフレーバーもあって楽しいとのことから若者を中心に人気を得ています。

メーカーによると最も有名で人気のあるシュナップスの 1 つです。2017年から日本での販売もされているそうです。

ジン

Steinhäger シュタインヘーガー

ノルドライン・ヴェストファーレン州のシュタインハーゲンで造られていることから名付けられました。オランダ発祥のジンをドイツ独自にアレンジしたもので。大麦を原料にしてジュニパーベリーを発酵させて香りづけをしています。

ドライジンよりあっさりしていてビールを飲む前にこのジンをショットグラスで1杯飲むのがドイツ流。

Giegfried Rheinland Dry Gin ジークフリート・ラインラント・ドライジン


ジークフリートは、ドイツのラインラント地方で生産されるフルボディーなドライジンです。18種類の良質なボタニカル(香りづけのスパイスやハーブ)を使用しており非常に繊細な一面も持ち合わせています。手作りで製造しているため少量しか生産されませんが、確かなクオリティーと情熱が注ぎ込まれています。

ところでジークフリートって名前聞いたことありますよね!?

そうです!!ドイツの有名な英雄叙事詩、ニーベルンゲンの歌に出てくる英雄ジークフリートからきているんです。

ドラゴンと対決し勝利した際に、その返り血を全身に浴びたことでジークフリートは不死身の肉体を手に入れたといわれています。しかし、背中にたった一枚張り付いていた菩提樹の葉のせいでその部分だけ不死身とはならず生身の肉体のままでした。最期はその部分を突かれて・・・、というように菩提樹はこの神話の中で重要な役割を果たしています。ジークフリート・ドライジンにおいても菩提樹の花(ドイツ語では Lindenblüte)がボタニカルとして溶け込み、ドライ・ジンというストーリーを変えてしまうような大きな役どころを担っています。

そしてクオリティーの高さは世界各国で開催されている品評会での多数の金賞を受賞が証明しています。

飲む価値ありです!!

monkey47 モンキー47

豊かな自然を擁する黒い森でおなじみのドイツのシュヴァルツヴァルトに 2008年に開設された蒸留所で生まれたプレミアムなジンブランドです。シュヴァルツヴァルト原産の47種類の珍しいボタニカルを全て手摘みして蒸留し、欧州で最もやわら かく、まろやかな水と称されるシュヴァルツヴァルトの湧き水でブレンドしています。最高品質で新鮮な原料をふん だんに使用し、熟練した最高の蒸留技術によって抽出、古い陶器での熟成により、極上のジンに仕上げています。

“香水にもしてほしい香り”と評されるほど華やかな香りと、ハーブやフルーツが織り成す、この上なく複雑でバランス の取れた味わいはもはやドイツのジン界の定番になっています。

おすすめの飲み方として飲み残してしまった辛口白ワインに少量入れるとグッと風味が増し絶品のマティーニ(と言えるのか?)に変身します。

その他の蒸留酒

Kirschwasser キルシュヴァッサー


obstwasserオーブストヴァッサーと言われるフルーツ系の蒸留酒の一種でさくらんぼを種ごと使って発酵させたものです。

シュヴァルツバルト地方の名産、黒い森のさくらんぼ酒ケーキ(Schwarzwälder Kirschtorte)にも香りづけで使用されていることで有名です。

オプストブラントグラス(Obstbrandglas:果物の蒸留酒用グラス)と呼ばれるグラッパグラス(胴の部分が膨らんだ洋ナシみたいな)のような形をしたグラスでかをりを楽しみます。

Kornbrand コルンブラント


ドイツで15世紀頃から造られている伝統的な穀物の蒸留酒です。原料には、ライ麦、小麦、大麦、オート麦、そばなどが使用されている。フレーバーや着色料など添加物は一切加えないスタイルで、クセのない味わいが特徴です。

産地はドイツ北西部に集中していて、特にノルトライン・ヴェストファーレン州で多く製造されている。消費量もドイツ北部の方が多いです。ドイツ北部ではビールとコルンを同時に注文して、交互に飲む習慣があるらしいですが、南部では見掛けたことがないです。

 

 

今回は意外と知られていない(?)ドイツのお酒について紹介してみました。

質の高い蒸留酒のイメージは全くなかったので初めて聞いたときは私も半信半疑で試してみましたが、ジークフリートモンキー47の上品な仕上がりに驚きました。
ドイツではそれぞれの地方でオリジナルのシュナップスやジンがつくられているようで、私の住むデュッセルドルフにもKillepitsch キレピッチュという果物と薬草のリキュールやYoshi Namaヨシナマという日本に着想を得たオリジナルジンがあったりします。

是非一度試しに飲んでみて頂きたいです。必ずドイツのイメージが変わると思います。

以上SAKUでした!!

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