こんにちはSAKUです。
今回はドイツで売られている日本から来た食べ物について書いていきます。日本から来たといってもラーメンや寿司についてではありません。日本が原産国でこちらの市場に定着した野菜やフルーツについて紹介したいと思います。
柿 Kaki

Sharonの形は日本の柿に似てます。
ドイツのカキは若干タテナガ味も日本のカキに比べてあっさりとした味わいです。Kaki, PersimoneとSharonの3種類があり、kakiはアジア、Persimoneは北アメリカ、Sharonはイスラエルが原産として知られています。PersimoneとSharonは果肉が固い状態でもタンニンが抑えめで食べやすくドイツ人に好まれているようです。
梨 Nashi
洋ナシと区別するためNashi-BirneやApfelbirneと呼ばれたりします。見た目は青梨に近く果肉はリンゴのように締まっていて果汁は抑え目で甘みもさっぱりしています(美味しそうに聞こえない 😐 )。残念ながら日本の和梨とは別物といえるかもしれません。寒さに強いことから栽培が始められたようです。健康フードとしても注目されています。
さつま Satsuma
日本でいうところの温州ミカンです。Satsumaの名称は1876年に鹿児島県の薩摩地方からアメリカ合衆国のフロリダへと移植されたのが由来だとか。現在ではトルコやスペインから輸入されています。種がなくクレメンタインやマンダリンよりも甘みが強いことから根強い人気があるようです。
ホッカイドウカボチャ Hokkaido Kürbis
皮がオレンジ色のカボチャでドイツでは1990年代から栽培を始められています。当初は日本のカボチャのように緑色の皮だったのですが何世代にもわたってドイツで栽培されているうちにオレンジ色になってしまったんだとか。ホッカイドウカボチャが栽培される以前からもドイツでカボチャは食べられていましたが、味が薄く皮も食べられず、しかも固いのであまり人気がありませんでした。
味もしっかりして皮まで食べられ、調理も簡単なこの日本から来たカボチャはあっという間にドイツのカボチャ市場(カボチャの概念?)を塗り替えてしまいました。今年もスーパーの野菜売り場に当然のように並んでいます。

ハロウィーン用のデコカボチャ
またこの時期になるとホッカイドウカボチャの他にもいろいろな種類のカボチャがスーパーに並びます。Zierkürbisと書いてあるのは装飾用、Speisekürbisと書いてあるのが食用になるので注意しましょう。ホッカイドウカボチャに市場を席巻されはしたもののドイツにはおおくの食用カボチャが存在します。その数なんと約100種類!!機会があれば試してみるのもいいかもしれないですね。
以上SAKUでした!!