北ドイツの郷土料理

ドイツ食

こんにちはSAKUです。

ドイツの郷土料理、今回は北ドイツについて書いていきます。では北ドイツについてざっくりと見ていきましょう!

北ドイツは

  • ブレーメン
  • ハンブルク
  • シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州
  • メクレンブルク= フォアポンメルン州
  • ニーダーザクセン州

からなります。

北ドイツの食文化

 北海とバルト海に隣接しているため“Budder bei die Fische!(魚にバター)”
という言葉があるほど典型的に魚介類が食べられます。

 シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州の ”broken sööt(壊れた甘味)” という酸味、甘味、塩味の独特なバランス味付けも有名です。

ハンザ同盟都市であるハンブルクやブレーメン、リューベックでは古くから美食意識の高い料理が開発されていたそうです。これは国外からのスパイスの輸入の影響が大きいようです。貿易で栄えてきた都市ならではですね。

 ここから北ドイツの郷土料理をいくつか紹介していきます。

 

北ドイツの郷土料理

Labskaus ラプスカウス

船乗りが生み出した、見かけが美味しくなさそうなことで有名な料理です 😆 。

貯蔵技術が発達していなかった昔は、遠方まで出漁するために限られた長期保存がきく食材を船に乗せていました。塩漬け肉、ビーツの漬け物、ニシンの漬け物、きゅうりの酢漬け、ジャガイモ・・・・この材料で何か美味しいものを食べようと試行錯誤してたどり着いたレシピ。味は好き嫌いが分かれると思いますが、私は好きです。

しかしながら栄養価は優れており、壊血病の予防に大きく貢献したそうです。

ハンブルク風やブレーメン風など地域ごとにマイナーチェンジされているので、食べ比べてみるのも面白いかもしれません。

Grünkohl mit Pinkel ケールとピンケルソーセージ

ケールとピンケルソーセージ(オーツ麦や大麦、ラードを余った肉と混ぜ合わせて作ったソーセージ)を煮た料理。ベーコンやジャガイモが付け合わせでついてくることがあります。
Buß-und Bettagと呼ばれる11月の半ばにある祭日以降に食べるという伝統があります。
また、ドイツ全土のドイツ料理屋や肉屋のランチメニューの定番のひとつです。

Aalsuppe ウナギのスープ

ウナギとドライフルーツ(リンゴ、スモモ、あんず等)と野菜を煮込んだハンブルクの郷土料理

 

Hamburger Pannfisch ハンブルグ風焼き魚

パンフィッシュはハンブルクで最もポピュラーなフライパンで焼いた魚にマスタードソースがかかった郷土料理です。付け合わせはカリカリに焼いたジャガイモ(bratkartoffel)が定番。魚の種類に縛りはないように思えます。もともとはドックで働く労働者階級の人たちの力の源でした。

 

Finkenwerder Scholle フィンケルヴェーダ―のカレイ

カレイのムニエルの上にカリカリのベーコンを乗せた料理。たまに小エビがかかっていることもあります。夏がシーズンで、私が働いているところのシェフは夏にハンブルクを訪れたら必ず食べると言っていました。

Fliederbeersuppe エルダーベリーのスープ

写真はエルダーベリーのソースです。デザートスープとしても飲まれます。エルダーベリーの他に梨、リンゴ、小麦粉の団子が入っており、咳、鼻水、発熱に効果があります。

 

Franzbrötchen フランツブローチェン

クロワッサンをつぶしてしまったような形状で生地にシナモンを練りこんで更にシナモンシュガーをかけます。ドイツ全土で食べれますが北ドイツ発祥です

Heidesandkeks ハイデザントクッキー

ユーハイムのギフト用クッキーとして知ってる人は知っているクッキーです。
ニーダーザクセンの伝統的なクッキーで生地がとても軽いのが特徴です。
私的には本場ドイツよりもユーハイムのほうが美味しいと思っています。(日本人向けに改良されているからだろうか)

 

Friesentorte フリース人のケーキ

北ドイツおよびフリースラントのケーキです。生クリームやプラムジャム、パイ生地で2~3層に成って作られます。カフェやレストランで提供される場合は一番上はクリームで終わり三角のパイ生地が並べられます。Ostfriesentorteというものもありますがこれはまた別物です。

LüttjeLageリュッチェ・ラーゲ

2つのグラスから飲むことを習得しなければならないハノーファーの国民的ドリンク

ブロイハンビールという黒いビール5cl(度数3%)と蒸留酒1cl(度数30%)の入ったグラスを親指と人差し指、中指と薬指で持ちビールに蒸留酒が注がれるように飲みます。

説明が難しいですね、、、、、なぜこんなの見方をするのか同僚達にに聞いても残念ながらわかりませんでした。

 

 

今回は北ドイツについて取り上げてみました。一般的に知られているドイツのイメージとは違ったのではないでしょうか。そのうち、別の地域についても書いていきたいと思っています。

以上SAKUでした!!

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