こんにちはSAKUです。
もうすぐオクトーバーフェストの時期ですね。といっても今年もコロナの影響で中止のようです。ドイツ最大のイベントの一つと言ってもいいオクトーバーフェストはドイツに興味がある人なら必ず一度は行ってみたいもの!!では開催地のミュンヘン周辺では何が食べられているんでしょうか?ということで今回は南ドイツの郷土料理について書いていきます。
- バーデン=ヴュルテンベルク州
- バイエルン州
南ドイツの食文化
南ドイツの郷土料理
バイエルン地方
Brezel プレッツェル

3つの穴が開いた形をしたパン。焼きたては絶品!!基本的に塩味ですがイベント事では甘いバージョンも焼かれます。オクトーバーフェストで売られている人の顔くらいの大きさのプレッツェルがよく知られているのでバイエルン発祥と思われがちですがドイツ全土で昔から食べられています。しかしながらミュンヘンにはプレッツェルの美味しいパン屋が多いのも事実です。
Grießnockerlsuppe グリースノッケルズッペ

Leberknödel レーバークヌーデルズッペ

牛レバーと固くなったパンをミキサーで混ぜて団子状にしたものです。スープに浮かべたりザウアークラウトと一緒に食べたりします。
Böfflamot ベフラモット
Spanferkel シュパンフェルケル

授乳期の子豚(Ferkel)の丸焼きです。私は1度だけ予約があったので作りましたが、臭みがなく柔らかくとてもおいしいです。5㎏ほどの子豚ならオーブンで3時間ほどで仕上がります。イベント事やパーティで食べられることが多いです。
Schweinsbraten シュバイネブラーテン

ドイツ風ローストポーク。皮目をパリパリになるまでオーブンで焼き上げるのがバイエルン流!!バイエルン地方では隠し味に黒ビールを加えたグレイビーソ―スでいただきます。
Schweinshaxe シュバイネハクセ

圧巻の丸ごと豚すね肉のローストです。もはや説明不要かと思われるくらいドイツ料理の定番ですね。ザウアークラウトやクヌーデルがよく付け合わされます。レシピはこちら!!
Steckerfisch シュテッケルフィシュ

串焼きにされた魚です。主に鱒、イワナが食べられていましたが最近ではサバなども出されるようになってきました。お祭りごとの屋台でよく見かけます。
ドイツではこういった「焼き魚」を食べる機会が少ないのでわたしはどうしても醤油や大根おろしを持参したくなります。 😆
Kartoffelkäse カルトッフェルケーゼ

ジャガイモチーズという名前ですが、チーズは入っていません。マッシュポテトにサワークリームを混ぜて作ります。ジャガイモの収穫を手伝う季節労働者の休憩のために振る舞われていたスナックです。醸造所のレストランなんかにはまだ出しているところもあるんじゃないでしょうか。
Obazda オバツダ

南ドイツの珍味(?)。チーズディップの一種で、プレッツェルにつけて食べるのがバイエルン流。もとは発酵が進み過ぎたチーズにバターやスパイスを混ぜて食べやすくしたものが始まりのようです。今ではクリームチーズを使ってつくるほうが多いかと思います。レシピはこちら!!
Weißlacker ヴァイスラッカー

話のタネに一度試してみるのもいいかもしれません。
Bienenstich ビーネンシュティヒ

Dampfnudeln ダンフヌーデルン

ヌーデルンとありますが麺料理ではありません!!甘い中身のない中華まんにバニラソースやベリーソースをかけて食べるスイーツです。クリスマスマーケットではもはや全国区の定番になっています。寒空の下ほかほかのダンフヌーデルンを食べる・・・想像しただけでよだれが 🙂 塩味でスープや肉料理といただくバリエーションもありますが、あまり流行っていません。
Prinzregententorte プリンツレゲンテントルテ

伝統的に8つのビスケット生地とチョコバタークリームの層を作り、周りをチョコクリームでコーティングしています。8つの層はバイエルンの8つの地区を象徴しているらしいです。ウィーンのザッハトルテに似ています。
フランケン地方
行政区としてはバイエルン州の北部一帯に属しています。19世紀初頭にバイエルン王国に併合されたので、それまでの文化がいまだに根強く残っておりバイエルンよりは中央のヘッセン州やテューリンゲン州に近い文化圏になっています。またフランケン語と呼ばれる独特の訛りがあります。ユネスコ無形文化遺産に「フランケン地方の名物」が登録されています。
Schäufele ショイフェレ

ドイツ語でシャベルの意味です。豚の肩肉のオーブン焼きで調理方法はシュバイネブラーテンに似ています。食べ終わった後に残る骨の部分がシャベルの形をしていることが由来のようです。
Karpfen カルプフェン
鯉のことです。基本的に丸揚げされることが多いです。揚げたときに反り返っているほど鮮度がいいとされています。精巣(Milchner)や卵巣 (Rogen)も珍味として食べられていますが、鮮度の問題でレストランでは必ず事前予約が必要です。臭みのなく結構おいしいです。
バーデン地方
Schneckensuppe シュネッケンズッペ
Flammkuchen フラムクーヘン

パン屋がオーブンの温度を確認するために試し焼きでつくって食べたのが起源と言われています。非常に薄く伸ばしたパン生地の上にサワークリームと塩コショウ、お好みのトッピングで食べるドイツのピザです。伝統的なトッピングは玉ねぎとベーコン。色々食べてみましたが、これが一番おいしいかもしれない。
Rehrücken Baden-Baden レーリュッケン バーデン=バーデン

Schwarzwälder Kirschtorte シュヴァルツヴェルダー キルシュトルテ

ドイツ好きには説明不要!!黒い森の特産品のサクランボを使ったチョコレート生地のケーキです。黒い森の民族衣装の帽子(ボレンハット)がモデルになっているともいわれます。ドイツで最も有名なケーキの一つです。
シュバーべン地方
Laubfrösche ラウブフロシェ
Maultaschen マウルタッシェン

Käsespätzle ケーゼシュペッツレ

シュペッツレはシュバーべン地方の名物としてよく知られていますが、ドイツ料理屋では一般的にどこでも提供されています。南ドイツのアルゴイ地方でつくられるチーズを使って作るのが古典的なレシピです。オーブンに入れて表面をカリカリにしたり、ローストオニオンを乗せたりして食べます。